地獄単騎といえば実際の麻雀でもちらほら見かけます。今回は、単騎待ちについて触れていきたいと思います。
東一局子での聴牌リーチをかければリーチドラで2600、裏が乗れば5200~8000が狙えます。基本単騎待ちは出和了り重視ですのでツモは考慮しません、三索を残せば筋引っ掛けとなる状況です。(先制リーチをかけれる状態)
ここでリーチをかけるかどうかという判断はとても大事だと私は考えます。聴牌したからリーチではなくもう一度手を見なおしてください。
断言するとここでリーチをかけるのは、論外です。リーチをかけてまで和了る手ではないと私は思います。
それはなぜか?それを今から説明していこうと思います。先ほどの手ですが、最終形を三索待ちにせずとも受けが広いためノベタンに受けることが出来ます。
ここでざっと引ければ待ちが良くなる牌をまとめてみました。その数は13枚もあります。中には三面張になるものや一翻つくものもあります。
何が言いたいかというと対子寄りの手でない限り、単騎待ちは受けの広い一向聴とも考えられることです。ここはじっくり構えて手変わりを待ちたいところですね。
ではこの場合は、どうでしょうか?南二局、子南家でTOPは西家の親であると仮定します。先ほどと同じく先制リーチをかけれる状態です。点差は4000点と設定します。
親の川です。平和系の手を予想できます。もし追っかけられた場合めくりあいでは勝てなさそうに見えます。ですが私はリーチをかけていきたいところです
それはなぜか?ここでのポイントが点差が4000点しかないということと親の川に西が一枚落ちているということが重要になります。こちらの視点では後二枚どこかに眠っているということになりますね
例えばこのような形で九筒切りリーチ西単騎待ちに受けたら相手はどうでるでしょうか?
こちらとTOP親の点差は4000点であるので一発で振り込む訳にはいきません。かといって和了らせる訳にもいきません。間違いなくここは回してくるでしょう
数巡後に回しきった親からリーチがかかりました。その時の互いの川がこうです。
次の北家のツモで西を引いてきてしまいました。その時の配牌がこうです。
この局面で二人のリーチ、こちらのリーチの安牌候補である三索六筒九筒はもう使い切ってしまいました。二人の川を見る限りまず四五六の萬子は落とせません。
次に筒子ですが親リーの八筒の裏筋であるため四七筒は落とせない。当然赤五筒子を絡めた手を親から想定出来るため三筒も落とせなく。こちらに五索が二枚一枚は赤のため四七索を切りたいところですが親には落とせない
となるとどうなるのか?思い切って勝負する牌は二枚しかないということです。残ったのは五筒子と西です。五筒なら互いの川の孫筋(ニ五八の状態で八が落ちている)ですし西なら確実に親に通せます。
五筒と西を天秤にかけた場合、どちらが落ちやすいでしょうか?ここで親に対して五筒を落とす人はそうそういません。当然こちらにも危ない訳ですし、そうなると必然的に西が落ちるのです。単騎は良い待ちとは言えませんしましてはドラ単騎・・・ですが状況次第では逆にチャンスとなります。
リーチをかける時は、待ち牌の数そして親の川を見つつかけて欲しいところです。状況を良く判断し、確実に相手を潰すリーチをかけるのが上級者に近づく道ではないかと私は思います。